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コラム

自社キャリバーについて

2021/04/30

自社キャリバーとは?

自社キャリバー(自社製ムーブメント)とは時計ブランド独自で開発・設計・製造されたムーブメントを指します。
自社製ムーブメントは開発コストがかかるため、基本的に高価格帯で販売されています。
ブランド独自の設計やデザインのもとで唯一無二の時計を作るためには欠かせない部分でもあります。
また、自社キャリバーと言ってもパーツは外部のサプライヤーに頼っているブランドもありますので、区分けの仕方が難しいところもあります。

一般的にはムーブメントを自社で完全一貫製造することを「マニュファクチュール」、ムーブメント又はその他パーツをサプライヤーから仕入れ、自社で時計として組み立てやケーシングを行っていく製造スタイルを「エタブリスール」と呼んでいます。

自社キャリバーのメリット・デメリット

自社製ムーブメントのメリットはやはり高級感、ステータスだと思います。
それぞれのブランドのこだわりや性能が詰まっているので商品価値・資産価値が高くなる傾向があります。
ブランド独自のデザインや装飾、機能を楽しめる点もメリットの一つと言えるかもしれません。

一方でデメリットとして挙げられるのがメンテナンス性能の低さです。
自社製ムーブメントはブランド独自のものであるため、パーツの入手はほぼ不可能になります。(入手できたとしても高額)
従って時計の状態によってはメンテナンスは正規代理店(メーカー)でしか行えない場合があります。
※パーツの交換が発生しない場合は弊社でも修理はお受けしております。
メーカーでの修理料金は高額になるケースが多く、維持費が予想以上にかかってしまうことも少なくありません。

見た目のデザインや機能だけでなく、後々のメンテナンス費用まで考慮して購入することをお勧めします。