ロゴ

COLUM

コラム

コーアクシャルムーブメントについて

2021/04/28

出典:スウォッチグループ公式サイト

コーアクシャルムーブメントとは?

コーアクシャル脱進機は、1974年にジョージ・ダニエルズ博士が発明した機構でOMEGAが独自に開発と量産に成功したムーブメントになります。
通常の脱進機に比べてパーツの摩耗が少なく、壊れにくいことが大きな特徴でメンテナンスにかかる費用を抑えられると言われています。
一般的な腕時計は3~5年でメンテナンスが必要ですが、コーアクシャルムーブメントは8年~10年と推奨されています。
OMEGAの現行モデルは「コーアクシャル(Co-Axial)」と付いたものが大半を占めています。

コーアクシャルの仕組み

コーアクシャルムーブメントは、「ガンギ車・アンクル・テンプ」と呼ばれるパーツが通常の機械式ムーブメントと異なることが特徴です。
上記の図のように通常のムーブメントに比べアンクルの爪が増えており、摩擦が少なくなるような仕組みになっています。
また、ガンギ車も同様に滑らかに動作するように工夫が施されています。
図のコーアクシャルは一番最初に設計されたもので、2021年現在では改良を加えて第3世代のコーアクシャル機構が開発されています。
基本的な構造は初期のものとほとんど変わっていませんが、パーツの素材や形状が変わり、より摩耗が少なく安定した精度が出るように進化しています。

修理(オーバーホール)はできるのか?

コーアクシャル機構は独自のパーツが使用されているのでパーツの入手がしにくく、民間の修理会社では修理を受けてくれないケースがあります。
コーアクシャル搭載モデルをお持ちのお客様は修理対応可能か事前に確認した上で修理依頼されることをお勧めします。

当社ではコーアクシャルモデルでも修理受付しております!
※一部入手不可能なパーツもございますので状態によってはご返却になる場合もございます。