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コラム

金属アレルギーについて

2021/04/27

金属アレルギーとは?

時計のケースやブレスレットにはいろいろな金属が使用されています。
一般的にはステンレススティールが多く使われていますが、その他にもゴールド、チタン、プラチナ素材などその種類は様々あります。
しかし、人によってはこの金属の材質によってアレルギーを起こしてしまう人がいます。

金属アレルギーは特定の金属を皮膚に接触させると赤く被れたり、痒みを引き起こします。
厳密には金属が原因ではなく、金属と体内のたんぱく質が結合して作られる「アレルゲン」という物質が原因です。
アレルギーを発症するかしないかは人によって個人差がありますが、金属を身に着けたり触れている頻度が多いほど、アレルゲンが作られる可能性が高まるということです。

アレルギー反応が出やすい素材

金属アレルギーを起こす人は特定の金属に対してアレルギーを持っています。全ての金属がダメという方はあまりいないと思います。
ですのでアレルギー反応を起こさない素材が使われている時計ならば問題なく身に着けることが可能になります。
アレルギーを持っている方はどの素材で反応が出るのかを知っておく必要があります。

アレルギーが起きやすい金属素材はステンレスです。ステンレスには多くのアレルゲンが含まれており、金属アレルギーを発症してしまう方にとっては特に注意しなくてはならない素材になります。
発症例が多い素材として多く言われているのがHg(水銀)、Ni(ニッケル)、Co(コバルト)、Cr(クロム)になります。
ステンレスはこれらの素材がほぼ含まれるため、どうしても金属アレルギーが出やすくなってしまいます。

それ以外でもpd(パラジウム)もアレルギーを引き起こしやすい素材と言われていますので、K18やPt900など他の金属が含まれている時計もありますので金やホワイトゴールド、プラチナ等を使用している時計であっても注意が必要です。

アレルギー反応が出にくい素材

逆にアレルギー反応が出にくい金属はAg(純金)Pt(純プラチナ)、Ti(チタン)、Al(アルミニウム)になります。
※金とプラチナは上記に述べたように他の成分(パラジウム等)が混ざっている仕様の時計もありますので注意が必要です。

近年ではチタンやアルミニウムを使用した時計も増えてきました。国産のチタンですと見た目もステンレスの時計と変わらないくらい仕上げがしっかりした時計もあります。
そういった時計であればアレルギー反応が出ることなく時計を身に付けることができます。

まとめ

金属アレルギーは誰にでも発症してしまうアレルギーです。急に発症して時計が着けられなくなってしまうこともあります。
しかし、金属アレルギーには必ず原因となる金属があるため、その金属を使用していない時計なら着けられます。

少しでも違和感を感じたら病院でアレルゲンが何なのか調べてもらうことも大切です。
アレルゲンの性質によって選べる時計が変わってきますので是非調べてみてください。