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コラム

コーティングの効果

2021/09/07

以前紹介したコーティング加工の続編です。

コーティング加工は表面のキズを防止する特性があるのは紹介しましたが、同様にコーティングの膜により耐食性にもある程度の効果があります。

今回は旧タイプのエルメス クリッパーの画像で紹介します。
クリッパーの旧タイプは図のようにブレスの裏側の金メッキ部分が腐食しやすいモデルです。

ブレス腐食①ブレス腐食②
旧タイプということもあり、ご相談いただく修理も経年劣化してしまっている状態のものが多いのですが、メーカーではこの旧タイプは現在ではもう修理の受付が不可能なモデルになっていますのでブレスの交換ができないのです。また、専用のネジにより取り付けされているため市販の革バンド等に交換することも難しいモデルです。

従って、できる限り良い状態を保ったまま使用していくことがベストなのですが、有効な手段としてご提案できるのがコーティング加工になります。腐食してしまった部分は元に戻せないですが、キレイに洗浄を行った後にコーティング加工を施せばそれ以上の腐食の進行を大幅に遅らせることができます。

オーバーホールとセットであれば¥4,400~、コーティング加工のみの場合は¥8,800~で承ります。
※特殊形状や特殊材質の場合は追加料金がかかる場合があります。

もちろんクリッパー以外の時計もコーティング加工できますのでご相談ください。